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ガンダム

連邦軍の科学技術の粋を集めて作られたMSであり、ジオン公国軍のMS、MS-06F「ザクII」を徹底的に研究し開発された[9][注 1]RX-77ガンキャノンを経て開発されたガンダムは、重火器を固定装備とした前型から兵装・防御システムを最低単位に分離し、対MS戦でザクを凌駕する高機動MSとなっている[11]ジオン軍の一連のMSに単一機種で対抗可能なよう設計され、装甲材はRX-77から引き続きルナチタニウム合金を採用。加えて、特殊樹脂や強化セラミックを充填した三重のハニカム装甲とすることで軽量化の両立にも成功した[12][注 2]。このRX-78ガンダムのうち、2号機はRX-78-1から装甲と駆動系を変更した機体で[12]、公式には試作機と呼ばれつつも良質の材料と最高の技術で完成されたカスタムメイド機としたほうが正しいともされている[9]

また、当時の最新技術としてエネルギーCAPが導入され、従来式メガ粒子砲よりも遥かに小型化されたビームが携行可能となった[13]RX-78の2号機はサイド7にて実用実験を行った後、ホワイトベースに搭載されアムロ・レイの乗機として活躍[11]。完成度の高さは群を抜いており、MS-14ゲルググとともに一年戦争における最高位のMSである[9]。性能面で後の量産型RGM-79を遥かに凌駕する機体であるが、その一方で量産化を前提とした設計であるにも関わらずコストは高額となった[12]