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シャア専用ゲルググ

 

先行試作機として生産されたゲルググ先行量産型ゲルググ)の内の一機を、シャア・アズナブル専用機として赤く塗装した機体。
ホワイトベース追撃の為に地球から宇宙へと上がった際に受領し、運用した。なお本機の開発(シャア専用チューンアップ)より、シャア本人がフラナガン機関から引き抜いて来たニュータイプにしてエンジニアの、アルレット・アルマージュが参加している。

ザクから続く伝統として指揮官機用に頭部にブレードアンテナを有するものの、基本的な装備等は量産型と変わらず、高機動型ゲルググゲルググキャノンのようなバックパックも装備していないなど、ゲルググとしてはオーソドックスな仕様となっている。
性能に関しては、初期型のYMS-14Aであるために通常機体と差はないという説・MS-14Sとして指揮官あるいは赤い彗星の専用機としてのチューニングされているという説がある。損傷した際、真空中でも数時間は爆発しないように作られているとの発言はあったが、チューンナップによるものかは不明。

シャアは当初こそガンダムに匹敵する機体のスペックを引き出していたものの、敵対するアムロ・レイニュータイプ能力の拡大に伴い次第に劣勢を強いられるようになり、最終的にマグネットコーティングを施し反応速度を向上させたガンダムによって右腕を斬り落とされるに至っている。
ア・バオア・クー戦では損傷部分の修理が間に合わず、またシャアがガンダムに対抗する為にジオングに乗り換えた為、本編では以後使用されていない。